「ルーン」とは、3世紀頃から北欧で暮らしていたゲルマン民族の人々が使っていた「唸る」という言葉に由来し、「ささやかれた秘密」という意味をもつとも言われています。古代ゲルマン民族の間では"魔術的なシンボル"として、祭儀や呪術、護符などに使用されてきました。
北欧神話によるとこの文字の起源を語るものとして、最高の神であるオーディンが創作し、運命・未来・必然を司るウルド・スクルド・ベルダンディーの3人の女神がこの文字を使って世界樹に運命を刻み込んでいるというモティーフや、オーディンが世界樹から発見したというモティーフなどがみられます。
それぞれの文字を「ルーン」といい、表記された文字を「フサルク」といいます。フサルクとは、はじめの6つのルーン「futhark」から採用したもので、日本語で言う「いろは」のようなものです。
また、この文字の特徴として、角ばった形をしているという点もあげられます。これは紙やインクが普及する前の時代に「骨や石、木や武器など硬いものに刻みやすいように」と考えられたことからであると言われています。